こんにちは。照井建設代表の照井健治です。

皆さんはローコスト住宅と聞くと「耐久性がないんじゃない？長持ちしないんでしょ？」なんて考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、その実態を本当にご存じの方は少ないのではないでしょうか？　そこで今回は、５０年住宅を造りつづけた技術屋としてローコスト住宅の耐久性に関する情報をご紹介します。

安い＝頼りない？

安いほど頼りない。そう思うのも無理はありません。ましてや命を預かる住宅の場合、安いのには何か人に言えない訳があるのではと疑ってしまうことでしょう。

その不安を解消すべく、まずはローコスト住宅の安さの秘密をお教えします。　　　　　　　　　　いえ、秘密というよりは実は一般の方が気が付いてない部分と言ったほうが良いでしょう。　住宅に限らず物を安く作るには一人あたりの生産効率を上げることが必要です

ローコスト住宅は多くの部分が規格化されている為、プランから設計迄に費やす時間は普通の注文住宅の５分の1程度で済みます。　規格化と言ってもお仕着せの決まりきった設計ではなく、ほとんどの方が便利で住みやすいと思えるプランが多数揃えられていますので普通の注文住宅を造るのとなんら変わりません、時間の節約で生産効率が上がるのです。

凹凸の少ないシンプルな間取りや、総2階建ての採用で多くの無駄が省け、さらに生産効率が劇的にアップすると同時に耐震性能の向上や後々のメンテナンス費用が安く済むなど多くのメリットも生み出してくれます。勿論ある程度規格化された住宅なら職人さんの生産効率もどんどん上がっていきますよね。

そして「来夢のお家」の建物の安全性には自己評価ではなく、第３者機関の厳しい検査を通過した適合住宅だということが証明してくれます。

ローコスト住宅だからと言って安全性に問題はありませんよね。

耐久性はどれほど？

では、ローコスト住宅の耐久性は具体的にどうなのでしょうか。

前述の通り、ローコスト住宅は設計や構造をシンプルに規格化することで必要経費を効率よく節約し、低価格を実現しています。高価な材料だから耐久性能が高いとは限りません、むしろ耐久性能の高い商品はよく売れるため大量に生産して価格を下げる事ができますので、普通に生活する上で必要な耐久性は保障されています。また、耐震性能や耐久性に関しては、国で定められた基準以上でなければ検査にも合格しません。検査に合格した住宅だけが皆さんの住まいとなるわけですので安心ですね。

ただし、建築前に「安さの理由」をメーカーさんに聞いてみるのも良いでしょう。

家を長持ちさせる方法

また、耐久性は住む人自身の一工夫で大きく変化します。そこで、家を長持ちさせる方法も合わせてご紹介します。

まず始めに大事になるのが「換気」です。室内に湿気が溜まると、建材が腐食してしまうリスクがあるため、定期的な換気が必要です。また、細かな修繕も大切になってきます。家が建って日が浅い内から定期的に点検やメンテナンスを行い、傷が酷くなる前に修繕しましょう。　　　　　　　（定期的な換気は２４時間換気システムで守られていますので安心ですね）

ご覧頂いた通り、ローコスト住宅には安さの秘密があり、決して手抜き工事で低価格にしている訳ではありません。また、住居完成後の住む人による細かなメンテナンスによって耐用年数を大幅に伸ばすことが出来ます。家を長持ちさせる最大のポイントは住む人自身の「お家への愛情」なのです。

それでは、今日はこのへんで。

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